ごあいさつ

農都共生という言葉、初耳という方も多いことでしょう。農都共生は「農村と都市の共生」の略語で、人材・経済・情報の循環による共生を目指し、地域活性を推進するための重要な概念です。グリーンツーリズムや農泊、マルシェなどでの交流・連携活動により、農村側・都市側双方に大きな効果があるという考えかたです。
農都共生研究会は、農都共生による地域活性を実現するための研究・普及活動を目指し、2008年、林美香子代表が慶應義塾大学大学院SDM研究科特任教授に就任すると同時に活動を開始しました。
農都共生をテーマに、各種フォーラムや講演会、人材育成セミナー、自治体の地域活性施策への参加、都市部でのマルシェの開催、農村部へのツアーや農家への援農などを行っています。最近ではコロナの状況下、オンラインによるセミナーも実施。ホームページ、Facebookによる情報発信も活発に行っています。多くの方たちに、農都共生の素晴らしさ、重要性を知って頂き、また実践して頂きたいと願っています。
さらに農村と都市の共生と交流の促進を提言し、各地の地域振興の具体的な組織と連携し、各種事業を実践してまいります。

林 美香子

農都共生研究会 会長
北海道大学大学院農学研究院 客員教授
慶應義塾大学大学院SDM研究所 顧問

林 美香子